いまにいたる

微々たるエントリ

HackDay 2017に参加した話 #hackdayjp

先週末の事ですがInSilicoチームとしてヤフーのでっかいハッカソンに出てきました。

ありがたいことに賞までいただいてしまいました。

 

90秒のプレゼンで伝えきれたか分からないので作ったものを軽く紹介すると、

候補の服を事前にいくつか専用ハンガーにかけておき、iPhoneに向かって外出予定の場所と時間を言うとサーバーが気温情報を取ってきて最適なあたたかさの服を選んでくれ、選ばれた服以外がかかってるハンガーがクローゼットの両側に掃けてくれる」といった感じです。 

ついでに選ばれた服を出かけるまでに温めてくれるので名前がTokichiroです。デザインもサルがモチーフです。結果的には天下も取れました。

ポイントは服を温めた時の温度上昇の違いを使って服の暖かさを自動的に測定するためユーザーがいちいち「このID015番の服は10段階中7.5点くらいの保温性で…」みたいにデータを入力する必要がない点で、限られた機能の割に操作や入力の手間ばかりが無限に増えていく有りがちなパターンを避けようとした試みが評価されたのかな、と思います。(もっと言うと音声入力も無くしてしまってGoogle Calendarの予定から取ってくるとかしてしまっても良かったと思います)

 

今回当日参加メンバーの役割分担は

音声認識iOSアプリ開発/天気API取得・服選択サーバー/回路・マイコン/メカ

で、大体役割分担に失敗していつも悲惨なことになる弊チームとしてはいつになくバランス良かった気がします。

もっとも(いつもの事ながら)回路のかでんくんが今回も過負荷で死んでしまってたので、多少なりとも回路分かる(事になっている)僕がもう少し役に立てれば良かったとも思います。特に終了30分前近くまで改造ハンガーの量産に掛かりっきりだったとは言え結局自分だけコード一行も書かなかったのはかなり心残りです。

僕は今回はメカ屋としてハンガーの足回りを担当しました。「動く」物を作ったのは久しぶりな気がします。作業の過程に関して言える事はあまりないです。位置決めや応力の処理が面倒くさかったとか、ハンドドリルとタッピングビスの回し過ぎで掌底が真っ赤になったくらいしかエピソードがないです。

2日間通い詰めたツクモロボット館には大変お世話になりました。

秋葉原で24時間で何とかするイベントでハードを絡める場合、店舗の営業時間は非常に重要な要素になります。

秋葉原の電子部品などのお店は閉店時間が早く開店時間は遅いことが多く、例えば秋月電子なら18時半閉まりの日曜は11時開店なので今回のように土曜12時~日曜12時の開発期間だと利用できるのが24時間中7時間半(しかもその内一時間は終了間際なので使えるのは実質開始後最初の6時間半のみ)です。

そんな中、夜は22時まで朝は10時から営業しているツクモは非常にありがたい存在でした。

 

もちろん必要なものが事前に全部準備できていればそんなの関係ないんですが、それはほら…

 

他には地味ですがロゴを考えました。

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これ↑を当日は欠席のデザイン担当に投げて返ってきたのがこれ↓。完成度高い…

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そして一足先に仕事を終えたサーバー担当のキンメさんが図画工作してくれて最後の15分でみんなで貼っつけました。

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ザ・共同作業って感じ

 

 

また、全作品について、ina_ani先輩がリストを作っておられました。自分たちの発表前後(特に後)は殆どチェックできていなかったのでありがたいです。

scrapbox.io

 

個人的には、ID.6 のタベグラム、ID.31のAmason kozchi がお気に入りの二作品です。

特にタベグラムは後で作品展示の時間に伺った所、プレゼン中では使用されていませんでしたが中に振動モータも組み込まれていて、薄い本体にWifi通信・歪ゲージ等と使用方法を考えるのが楽しいデバイス構成になっておりシンプルなUIも和柄の外装も含めて全体的に非常に好みでした。 

一方Amason kozchiは小槌を振ると欲しいものリストの中からクレジットカードで勝手に買ってしまうという強力なネタ性がクリーンヒット。こういう直球な面白さの暴力って良いですね。リアルマネーでアレコレするネタは火力が強いです。

 

 

 

そういえば賞品は無重力体験だそうです。

無重力…無重力…!マジか…!

滅多に無い機会なんで楽しんできたいと思います。

 

 

追記:かでんくんがもっと実のある内容書いてくれました。

kden.hatenablog.com

 

追追記:キンメさんも実のある内容を書いてくれました。

kinmemodoki.hatenablog.com