いまにいたる

微々たるエントリ

卒業しました。

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試練を乗り越えし者の証 https://www.pixiv.net/artworks/88445238

 2021年3月25日をもって、7年前に入学した大学を卒業したらしいです。

らしいです、というのは卒業に必要な単位は取り終わり、卒業式の日から学務情報システムにログインできなくなった事でそう判断したためです。

今の所、郵送物・メールなどによる通知的なものは特に無く、新型コロナウイルスの感染再拡大もあり卒業式・学位授与式は不参加、学内掲示物等もwebに上がっている以上の情報は見ていないので本当に卒業できたかどうかについて現時点では確定的な判断材料はありません。学務情報システムも単なるシステムエラーであるかもしれません(卒業したら即日アカウント停止になるのであれば事前に知らせてほしい)。

とはいえ多分卒業できているとは思うので、定期が切れない内に一度大学に行って成績証明書を発行してくるつもりですが、それまではシュレーディンガーの学位状態です。

 2021/04/01追記:確定しました。

長かった

さて、付き合いの長い人の中にはご存じの方もいると思いますが、私は休学やら中退やら再受験を経て、最初の入学から卒業までに夏のオリンピックを4回経験できるくらいの年月を要しました(4回→16年ではないです。念の為)。最後のは延期になったので実際には3回で済んでいます。

再入学した頃「東京五輪までには卒業したい」などと話していた記憶があり、正直内心では余裕だろうと思っていたにも関わらず油断と事故的偶然によって2018年くらいには既に2020年中の卒業がほぼ不可能になってしまっていました。今回、延期により図らずも願いが叶った形になります。

こんな事になってしまった原因の98%くらいは言い訳のしようもなく自分のだらしなさにあります。要するに朝が眠いとかなんとなく気力がなく外に出られず欠席を重ねるとか逆に発起して教科書の理解を完璧にしようとするも全然進まないまま挫折して永遠に中断するとか予復習を先延ばしにしている内に遅れが収拾不可能な大きさになっていたとか適切なタイミングで適切な人に適切な助けを求めることが苦手だったとかその手のよくある話の集合体で、特段面白くもないのでここではこれ以上掘り下げません。

再入学したのは別の国立大の夜間コースでした。学費が昼の部の半額程度で、奨学金放送大学を除けばおそらく最も低いコストで学位を取得する方法の一つでした。おかげで働き始めてからはなんとか学費は自力で賄える程度になりましたが、今に至るまでに精神的な支えを含め多くの人に支えられてきました。
時を経て話すのが難しくなったり、不可能になってしまった人もいますが、これ機に少しずつ挨拶でもしていけたらなど思います。
感染再拡大に加え元来の常軌を逸したものぐささもあるのですぐにというのも難しいかもしれませんが、いずれご飯の誘いが行ったら受けていただけたら嬉しいです。


コロナとリモート

最後の一年は講義は殆どリモートでした(おかげで定期券は完全に赤字でした)。
上で少し触れましたが、自分は「決められた期間毎週決められた時刻に決められた場所に決められた時間拘束され決められた速度で展開される講義に追随していくこと」がかなり苦手でした。なので一週間の間に好きなタイミングで講義資料と動画をダウンロードし、進行に合わせて再生速度を変えたりシークバーを行ったり来たりしながら視聴して定められた期限までに課題をオンラインで提出する、というコロナ禍での受講方式は正直、今までに比べれば遥かにハードルが低いように思いました。
自分はもう取り残しの科目も1,2個くらいしか無かったのでこの「恩恵」も限られたものでしたが、思えばテクノロジーが学習シーンを書き換えていく様子はコロナ以前から目にする事がありました。
例えば関数電卓しか許されていなかった実験科目でノートPCの表計算ソフトが使われ始める変化はリアルタイムに目にしました(何度も再履修したので)。またオンラインの履修登録システムは自分にとっては最初から存在していたものでしたが、その更に10年前においてもそうであったかは定かではありません。

大学生の十数%程度は留年を経験すると聞いたことがあります。その中には自分と同じタイプの人間がそれなりにいると思いますが、そのような学生が本質的でない要因で学べない事が減るような世界に変わっていってほしいという想いがあります。
(対面式授業ではなくなった事で困っている学生も多いと思うので、単に切り替えるのでなく、選択肢が増えるのが望ましいと思います)

 

送辞

かつてどこかの大学で卒業式と同日にぶつけた留年式というものが留年生有志によって開催され、世間の一部で少々話題になった事がありました。
代表の一人はその後挽回に失敗して卒業が不可能になり、休学のち中退を選ぶ事になります。

人間の性質、特に悪い部分はそう簡単に変わるものではありません。

今まで苦しめられてきた三つ子の魂には今現在も苦しんでおり、これからも長いこと苦しみ続けることになると思います。

まあ、それでもやっていくしかないのでしょう。

ただそうして開ける道も、少なくとも一つはありました。

 

 

僕はループもの作品が好きなのでこの文章は9年前の自分が受け取ったことにします。

 

令和3年3月吉日
平成23年度某大留年式 卒業生代表送辞